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およそ1000㎡に及ぶ敷地の森に、ゆるやかなカーブ状のヴィラを計画。前庭の『内円の森』と裏庭+借景の『外円の森』で構成した。弧線上の建物に沿って並ぶテラスの列柱がファサードをシンボリックに演出している。内外の境界のガラスを多用して、自然環境と室内環境が一体となるようにデザイン。勾配天井によって2,400㎜から3,665㎜の高さ迄変化する内部空間は開放的な中にも落ち着きが感じられ、自然の風景を眺めながら、ゆったりとくつろぐ事ができる。LDKにはモダンな球体ガラスの照明を吊り下げ、大空間に煌めくアクセントとした。
弧線上に連続し、全体が見通しにくい空間構成とした事により、常にその先の空間を期待しながら歩く愉しみを生み出している。軽井沢の森をパノラミックに堪能でき、内部空間の多彩な表情を味わえる、贅沢なヴィラである。

 

インテリアプランナー賞受賞。

モダンリビング掲載。『下田編集長との対談』

東京の1等地に立つ3世帯住宅です。黒いガラスカーテンウォールは都会にあって昼間でもカーテンをすることなくプライバシーが守られて明るい空間で安心して過ごせます。周りはお屋敷街ですが、近年、マンションへの建替えが進んでいるため、道路に向かって解放する他は、設けた中庭から光と風を取り入れるようにし、ジュンベリーによって四季を感じられるようにしました。道路向かいは空地で桜の大木が何本かあったのですがマンションに変わってしまいました。そこで道路沿いのシンボルツリーとして桜を選定し、3世帯住宅であることから大小3本のソメイヨシノを植えました。桜はバラ科でジュンベリーもBFのドライエリアのアズキナシもバラ科で統一しています。

木造平屋のホームオフィスです。今迄のオフィスとは違いアットホームな雰囲気の中でパティオを中心に展開した住宅の中にいるようなオフィス空間としています。中庭を『ロ』の字形に囲うように空間をレイアウトしています。中庭にはシマトネリコのシンボルツリーが植えられていて、室内床と同レベルの60㎝角の大判タイルが浮き床形式で設置されています。
接客用のキッチンも住宅のようにオープンキッチンとし、換気フードは必要な時だけカウンター下からボタン一つでせり上がってくるタイプとしました。レセプション空間はベルギーのEXTREMIS社の『KOSMOS』という円形ソファを2つ配し、中庭に連続性を出す為に、屋外仕様の同デザインのソファを設けました。役員室も会議室も一般執務空間もガラスパーティションとしてオープンスタイルとしています。

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